My ガバ


 1994年に発売された「WA ガバメント」。革新のブローバックシステム「マグナ」システムを搭載した2作目の作品としてガバファンの大いなる歓迎を受けました。
 しかしながら、マガジンからのガス漏れ、HOP機構の不具合、WA社の販売政策への反発等で、唯一の使える「ガバメント」としてのプロダクトの評価より、ネガティブな面が強調されています。
 しかし実際に現在メインアームとして使用している私の環境を紹介することで、それらの悪評で購入・使用をためらっている方々にも再び使って頂けたらと思っています。


第1章・・・ノーマルガバ
 発売された当時は、インドアフィードでの使用は念頭になく、サバゲでのサイドアームとして腰につるしたり、お座敷シューティングに興ずると言った使用が殆どでした。
 ですからシリーズ80をノーマルで使用していました。
 のちに、KM企画からSCSが発売されると、サバゲ用にSCSを組み込んだ物も作りました。
 その頃所有していたのは、「シリーズ80」を2丁(後にそのうち1丁はデトニクスへと改造されました)・「ミリタリー」1丁(これにSCSを組み込んだ)です。
 暫くはこの様な状態で、使用して行くわけです。


第二章・・・WAのカスタムパーツ規制と漏れるマガジン
 その頃WA社のガバメントには星の数ほどのカスタムパーツが販売されていました。
 しかし、行きすぎたパーツ(アルミのフレームなど)が反乱するに至ってWAはカスタムパーツの販売を全面的に規制します。
 また、その流れはパーツだけではなく、本体の販売にまで及び、蔵前筋とWAの熾烈な抗争が起きるのです。
 その件に関してはユーザーサイドには何一つ良い影響をもたらさなかったので、WA社のやり方に強い不満を持ちました。
 しかしながら、製品自体に罪はなく、また使えるガバはこれしかなかったので、構わず使用を続けていました。
 同時に製品を賛美する声よりもネガティブな「ガス漏れ」に対する不満の声が高まったのもこの頃からでした。
 詳しくは覚えていませんが、WAのマグナブローバックガバのマガジンバルブにはVer.1からver.3・そして「R」タイプと大きく分けて4種類のバルブがあります。

 Ver.1は発売当初から暫く採用されていたもので、バルブの後ろ側の気密には白いシリコン系のパーツを使用しています。
 Ver.1のバルブ周りは比較的ガス漏れし難かった(と言っても常識以上に漏れていました)のです。がしかし今までのMGCバルブのように「何年経っても漏れていない」構造に慣れていたユーザーから、メンテナンスをしないとたちどころに漏れてしまうバルブ構造に対して不満の声が爆発し始め、当のWAでも改良を始めます。
 そこで登場したのがVer.2です。これはVer.1で使用していたシリコン系のパッキンをゴム製のOリングに改めた物でした。
 しかし、これは下手をするとVer.1よりも手に負えない代物で、非常に苦労した覚えがあります。
 更に苦情に対して改良を加えたのがVer.3です。今現在販売されている物は全てVer.3と同じ構造になっています(「R」タイプは除く)。
 Ver.3になってからは随分とましになりました。しかし、構造的にバルブを閉じる力が弱いのでメンテナンスの善し悪しや、製造交差、自然劣化等で漏れてしまうようです。
 ただ、Ver.3に成ってからは漏れてしまってもバルブ周りのOリングを交換することで取りあえずは直ってしまうので進化は見られます。
 そして「R」タイプマガジンの登場です。これはバルブ周りの構造を完全に変え、MGCバルブと同じ基本コンセプトで気密を取っています。
 よって、これで「何年経っても漏れないマガジン」が完成したのです。しかしながらマガジンバルブ部分のガスルートの変更も含む大改修だったことから、当然以前のマガジンとのパーツの互換性は全くなく(マガジン自体は互換性は取れています)結局「新しくRマガジンを買え!」と言うことになるのです。我々ユーザーは黙ってそれを受け入れるほか有りません。

 さて、私はガバのマガジンだけで14本ほど所有しています。ハンドガン戦などでは体に10本ほどのマガジンを装着して遊んでいますが、マガジンがガス漏れしていて困ったことは殆どありません。
 確かに漏れます。漏れますが適当な処置をして正しく使えば何とか成る物です。
 本来ならばユーザーにそこまで強いるようなプロダクトは失敗作だとも言えるのですがそこはそれ「ガバ」への愛と言うことで次のようなことをシコシコとやっております。
 まず、Ver.1のマガジンでしたら、バルブ部分を完全に分解し、シリコンOILでの洗浄をします。2つ有るシリコンパッキンの内側のピストンカップのような形の物は特に念入りに洗ってあげます。
 使用していると何故か結構ゴミが付着していたりするのです。
 念入りにゴミや埃を洗った後にパッキンなどが変形しないように丁寧に組み上げます。それで殆どの場合はガス漏れが止まるのですが、それでも「ブシュ〜〜」っと漏れる場合はパッキン類を交換して下さい。「プツプツ・・・」程度で有れば、空撃ちや、実射を数回繰り返すことによって止まる場合があります。
 しかしVer.1のマガジンバルブパッキンAssyはもうそろそろ入手し難くなってくると思われます。ですから何度交換・点検してもダメな物は今後は諦めて行くしかないのでしょうね。腹が立ちますが・・・。

 Ver.2のマガジンの場合は、バルブ胴体部分についているOリングがヘタっている場合とバルブ先端部のパッキンの劣化が多いです(バルブ先端部のパッキンについてはVer.1も同じですが・・・)。バルブの胴体部のOリングに関してもとにかく洗浄です。それでもダメなら、Oリング自体を一寸だけ引っ張って延ばしたり、バルブのOリングのはまる溝に少量のシールテープを巻き付けてOリング自体の外径を太くしてあげたり、それでもダメならばOリング自体の交換となります。
 Ver.1・Ver.2共にバルブ先端部分のリング状のパッキンがヘタってくるとかなりお手上げに近いのですが、ダメもとで、ヘタってしまったパッキン同士を移植し合う事で復活することもあるようです。

 Ver.3になってくると全てのパッキングをOリングで賄うようになってきます。基本的には全てのOリングを交換することで大抵の場合はガス漏れは止まります。しかし、少々のガス漏れでしたら、OILによる洗浄で止まることが多いと思われます。

 そして全てのVerのマガジンに言えることですが1つは「極端な冷えは厳禁」2つ目に「砂や埃もかなりヤバメ」3つ目に「分解するときは丁寧に」と言うことを守っていれば随分と漏れなくなる物です。

 「極端な冷え」はパッキン自体を収縮・凝固させ、公差が広がり、またパッキン自体に傷が付きやすくなることで気密を取り難くします。また、誤って生ガスを吹いたときなど生ガスが潤滑剤を洗い流してしまうので、漏れる確率は格段に上がります。

 「砂や埃」は、使用中に付着するのは致し方ないですが、それを放置して使用を続けることによって、パッキンやバルブ自体に傷を付けてしまいます。また、埃や微細なゴミがパッキンとバルブの間に挟まっていたこともありました。

 「丁寧な分解」これは、かなりきつくはまっているパッキンを外したりはめたりするときにバルブやパッキン自体を変形させないことです。また、パッキンを取り出す際にバルブに傷が付かないように細心の注意を払ってあげて下さい。それから組み立て時にバルブロックスクリュウを強く閉めすぎないで下さい。亜鉛ダイキャストの本体のネジ山をなめてしまうとそのマガジンはオシャカと言うことになります。

 何本もの中古のマガジン(当然ガスは漏れまくり)を入手して思うのは、とにかく潤滑が切れている物が多すぎると言うことです。
 TOYGUNとは言え機械なのですからこまめなメンテナンスと愛情は欠かせません。メンテナンスフリーな物の方が楽につき合えますが、実銃だって、撃ったらクリーニングします。
 私が「漏れる」と言われているマガジンを継続使用出来るのにはこの様なメンテ(愛)があるからなのです。
 でもさ〜〜〜、やっぱり漏れないマガジンって良いよね〜〜。何とか国防費を捻出して「R」タイプに装備を更新したいっす。
 と言っても必要装備数は10本ほど・・・¥47000か・・・・。何とも困った。下取りセールか何かして欲しいと強く思います。


第3章・・・インドア戦メインアーム


 さて、ガス漏れへの対策に慣れてきて感覚が麻痺してきた頃、インドア戦(栃木県佐野市タクティクス・フィールド)へ参加の機会がありました。
 ここで私はズッポリとはまってしまい、ひたすらダメ人間への道を転げ落ちるようになっていってしまうのです。

 そこでは、主にハンドガンによるゲームがメインでした。そこで当然ガバメントをメインアームとして使用するのですが、時が経つに連れて仕様が変化して行きました。
 ここではそれを紹介して行こうと思います。
.第1期・・・ノーマルガバ+SCS 96/09〜
 初参加時には外観はほぼノーマル状態の物を持ち込みました。改造部分は
・KM企画製 SCS(写真)
・純正ノバックタイプリアサイト
・??製 シアースプリング
・マガジン6本
 程度でした。この状態でもなかなか使えたのですがこれ程までにハンドガンに特化したフィールドでは色々と不具合や見た目の派手さが不足していることに気づき改造への道をひた走ります。
 
.第2期・・・フレームシルバー 97/01〜
 東京へ行ったついでにメッキフレームを購入しハーフシルバーとしました。
 コンセプトは「汗をかいても錆びないガバ(笑)」です。
 昔からハーフシルバーのガバは好きだったので非常に気に入り、この状態から細かなチューニングを施してかなり長い時間使用していました。  グリップなども純正の「プラ」から「純正タイプ木グリ」・「MGCダイヤモンドチェッカー」・「アメリカで購入したど派手なグリップ」・「パックマイヤー製ラバー」・「ホーグ製ラバー」など握り安さを追求して試行錯誤しています。
 さて、フレーム以外の改造点は
 ・KM企画製 SCS  前のガバからのお下がり
 ・ストレートタイプのメインスプリングハウジング
 ・OKパーツ製? ロングリコイルスプリングガイド
 ・ジャンクパーツのSPを利用してリコイルスプリングのレート調整
 ・シアー、ハンマー等のスムースアップ
 ・全体のすり合わせ
 ・ワイドタイプのサムセフティー
 等です。この仕様に細々といろんなパーツや改良を施していったので、完成形は結局見えず、次のスライドHWモデルに引き継がれます。
.第3期・・・フレームシルバー&HWスライド 97/06〜
 フレームシルバーモデルで暫くは強い不満もなく使用してきましたが、やはり遠距離での性能に少々不満を抱くようになり、幾つかのHOPバレルを試したりしてみました。
 しかし、SCSを越える物はなく、また、自作をするにも諸条件の折り合いが付かずに我慢していました。重量弾を使用出来ればそこそこ使えそうな物もあったのですが、私はハンドガン戦の時には重くても0.2g、殆ど0.17〜0.12gを使用していた為に余計セッティングがシビアになっていた物と思われます。
 そんな折り、WAから新しく発売された「タクティカルスペシャル」の標準装備のHOPがなかなかの性能を見せているとの情報を聞き、HOPバレルだけでも入手しようとしました。
 しかしながらなかなか上手くは行かず、「純正HOP」を半ば諦めていました。
 しかしその半年後、ガバメントに待望のHWモデルの発売が決定されました。それには「タクティカル」で使用されたHOPが装備されているとのこと。早速HWのS'70を入手し、そのスライドと、HOPバレルAssy・インナーフレームAssyを組み込むことにしたのです。
 インナーフレームAssyの交換は、ディスコネクターの形状が変わっていたことと、いい加減撃ちまくったので壊れる前に交換すると言った2つの意味がありました。ディスコネクトタイミングの変化に関しては詳しく調べていませんがそれ以前のモデルの「半丸形状」から「変形四角形」に変わっていることからスライドの後退抵抗の低下を狙った物でしょう。
 季節的にHWスライドに対して厳しかったのですが、マガジンを少々暖めることによってそこそこの回転と命中率を確保できました。
 確かに、軽量弾を使用した場合のセッティングのシビアさは残っていますがSCSよりも良い感じに仕上げられています。
 HWのスライドに関しては「ブルーイング」を試みてもいます。一回だけの練習して本番に望んだにしては上手く染まったのですが、何分使いまくっている内にどんどんと黒くなって行き、今では写真(一番右のスライド)のように「真っ黒」状態です。
 当然サイトについても色々と試しています。リアサイトに関しては、最初はノーマルの物、次にシェリフ製「オウルアイ」次に「純正ノバックタイプリアサイト」最後に写真のように「ウィチタ」を取り付けていました。
 しかしながらこの「ウィチタ」取り付けに大変苦労いたしました。結局の所、現用では取り付け部分の強度不足から「ノバックタイプ」に戻してしまっています。
 フロントサイトは初めのノーマルタイプから「オウルアイ付属のフロントサイト」次に「自作・3mmABS板削り出しコンバットタイプ」に変わってきています。
 「オウルアイ付属」の物は結構長い期間使用していましたが、サイトの幅が広すぎてリアサイトの凹より広すぎて正確なサイティングが出来ませんでした。
 それでも長い期間使用したのはフロントサイトの交換が結構めんどくさい作業に思われたからです。しかしやってみると瞬間接着剤だけでも実用十分な強度を保てることが分かり、現用しているガバのフロントサイトは全て自作のコンバットタイプに変更して有ります。
.第4期・・・純正カスタムパーツてんこ盛り 97/08〜
 カスタムパーツ規制から2年ほど経っても、何処のメーカーも認証シールを取ってカスタムパーツを製作する事をしませんでした。
 その間我々ユーザーは過去の資産を組み替えたり、中古を手に入れたりしてなんとか楽しんでいたのですが、ようやくWA自らカスタムパーツの販売に乗り出しました。ここではその是非は追求しませんが、蔑ろにされるのはユーザーだったりすることはメーカー各社に訴えたいことではあります。
 さて、メーカー自らが満を持して発売したカスタムパーツ群ですが、さすがに良くできていました。
 その中でも「ボアアップシリンダー」や「コーンバレル」・「WリコイルSPガイド」など早速組み込んで見たのです。
 私は銃の基本的性能プラス「撃ち味」を重視しますので「ボアアップシリンダー」+「HWスライド」の組み合わせが非常に気に入りました。
 特に、真夏少しだけ炎天下に放置したマガジンと組み合わせたときにその素晴らしいリコイルが体験できます。実銃並とは言いませんが実銃の雰囲気は十分感じられます。
 しかしその強力な撃ち味を体験するためにはただ単にカスタムパーツを組み込めば良いと言う訳ではありません。その時は、純正の「WリコイルSPガイド」を使用せず、OKパーツの「ロングリコイルSPガイド」にジャンクパーツから漁ってきたスプリングを使用してスライドの「戻り」のスピードを高めてあげました。また、ハンマースプリングは真夏の気温で高圧になったマガジンバルブを叩けるだけの最低限のレートに調整し、スライド各部分のすり合わせを徹底して磨き上げます。
 スライドの往復運動が「リコイル」として感じられるのですが当然「往」のスピードは重要なのです。しかし、もっと大事なのは「復」の方です。
 戻りのスピードが遅いと全体にモッタリした印象に感じられ、折角速いスピードで「往」しても台無しになってしまいます。
 そのために多少強めのレートのリコイルスプリングを装着して行くのですが、余り強いと肝心の「往」の方のスピードも殺してしまいます。その当たりの見極めは「TRY&ERROR」を繰り返して体得して行くしか有りません。
 セッティングを楽に進める為に、不要なフリクションは徹底的に排除して行かないと限られたブローバックエネルギーを有効に使うことは出来ません。
 基本的なことですが私は次のことをしています。

  ・ハンマーの頭の部分の研磨
  ・ブリーチのハンマーと擦れる部分の研磨
  ・スライド内溝のバリなどの除去&研磨
  ・インナーフレームとスライドの磨耗部分の研磨
  ・ディスコネクターの頭の部分とブリーチの当たる部分の研磨
  ・ハンマースプリングのレート調整
  ・リコイルスプリングガイドをフルサイズの物と交換
  ・出来ればバレルブッシングを除去し、コーンバレルなどへの換装
  ・バレルブッシングを残す場合は内側の研磨

 このうち上から4つ位はブローバックガスガンを購入したら直ぐにでもやっておいて欲しいことです。特に「タナカ」製の物はすり合わせがきついようなので調子が悪いと嘆く前に是非ともやってみてみましょう。
 この様にしてセッティングを詰めて行き、夏場には強烈なブローバックキックを楽しんでおりました。
.現在形・・・スライドのアキュライズ 98/02〜
 さて、ここまでいじってみて、いざノーマルの「タクティカルスペシャル」や「S’70」とグルーピングなどを比べて見ました。
 そうすると情けないことにノーマルと殆ど変わらないグルーピングだったのです。
 そこで発射時のスライドやバレルのガタを取り去るべくスライドとフレームに若干の改造を加えました。フレームのレールの上側に薄い(0.2mm)プラ板を張り付けてスライドがガタ付かない様にしたのです。実際にやってみると細かく当たりを取ってやらなければいけないのですが、完成するとガラスの上を滑るような(ってちょとオーバーですが)感じでとにかくも気分はいいです。
 その他にも、フレーム前端部分に0.2mm厚のプラ板を少しだけ張り付けて、スライドが閉鎖したときの左右のガタを取って上げたりしてもいます。ノーマルでもスライドのリレーフカットの付け根に少しだけ出っ張ったところがありますが、そこを太らせるとスライド後退時全域に抵抗となってしまうので、フレーム側とスライド側で閉鎖したときに噛み合うようにして有ります。
 そこで同じくグルーピングを取ってみたのですが、やはり吊るしのガバと対して変わらないのです・・・・・。
 今(98/03)は何とかグルーピングを上げようとデータ取りに頑張っています。何か光が見えたらまたここで紹介します。
 でもねぇ、なかなか大変なのよ・・・。

第4章・・・取りあえず最後に・・・。
 何だかんだで同じ銃に4年間もつき合っているとは飽きっぽい私にしては脅威的ですね。しかし未だに最終形は見えず、また新たな難問(グルーピングアップ)を抱え、何とも未だこの銃とのお付き合いは続きそうです。
 春にはKSCから「ソーコムピストル」マルゼンから「P-99」など魅力的な銃が発売されそうですが、ガバファンの私としては「使えるガバ」が他に出てこない限りWAのガバメントシリーズを使い続けるでしょう。
 早くこれを越えるガバが発売されることを祈っています。

第5章・・・2000モデルから2001モデルそして・・・。
 さて、このコンテンツを書いてから随分と時間が経ち、今現在使用しているガバ、そして未来に向けてのチューニングなんかを書き足すことに致します。

 これが現在の2001モデルです。ベースはウィルソンのフレームと発売されたばかりのS'80シルバーモデル。エンジンはパーフェクトR。リコイルSPは湾岸のカッパー。後は定番チューニングです。佐野での使用を前提にした割にはオールシルバーの超目立つモデルとしてしまいました。まぁセンチュリーモデルって事で、良いか、と。
 さて、WAのマグナはKSCやマルイと比べてもかなり評価が高いです>私は。と言うのも、信頼性(Rで信頼性はBからA++になった)・バリエーション・機種・カスタムパーツ(これは過去の資産と何十丁モノガバを手にしたモノだけが享受できるので一般的な評価では無いです)・製品そのものが持つ魅力においてTOPレベルにあると思うからです。
 逆にマイナス点としてはHOPの不安定さ・価格と言ったところでしょう。(会社が嫌いという意見もありますがここでは無視します。プロダクトの評価とは関係ないですからね)
 そこで、数年前に入手した「不圧式マグナガバ」をお手本とし、HOPバレルもマルイORKSCのシステムを移植して遠距離での安定弾道を目指したいと言うのがこの冬の目標となるでしょう。
 マグナのHOPの不安定さは、やはりローディング時に例の矢羽を押し下げなくてはいけないためにチャンバーゴムにかなり(マルイなどと比べて)キツメに止まっている事が最大の原因だと思っています。またHOPゴムと停止位置との距離も5mmくらい離れていることも原因でしょう。
 そこで、チャンバーにとめておかなくてはいけない原因の矢羽を無くし、丁度マルイの92Fのような形に出来れば、かなりの精度が期待できるはずです。
 ただ、マグナの心臓部は接着が効かない樹脂製なので、製作にはかなり困難が予想されます。



 このモデルは独り言にも書いた有る方からの依頼(半ば強引に契約したとも言われてますが)で作ったSVベースの「佐野スペシャル」です。
フレーム部分にはSV3.9を使用。スライド部分・エンジンは(写真ではS;70が付いていますが)S'80。トリガー・ハンマー・シアなどはノーマルのままですが、これは後でなんとでもしてくれるでしょう。
 実はエンジンもSVの物を使用したかったのですが、エンジン部分のスライドとの取り付け方法がナローガバとはかなり違っていて、今のところナローガバパーフェクトVerのモノを積んでます。エンジンストロークが2mmほど長いんで、SV系列を積みたかったっすねぇ。
 そうそう、ちなみに下の写真って何だか判ります?

 実はSV3.9系列に入っている「ブローバックリミッター」なんです。穴の狭いモノがシルバー(ABS)モデル、その隣がHWモデルに入っていたものです。エンジン部分の丁度矢羽の後ろに、作動用のガス経路を狭くする形で挟み込まれています。これを除去することで何となくガッツの弱かったSV3.9系列もガッツのあるモノに変わります。
 ただし、ガッツが有りすぎて以前私がハイキャパをベースに作成した「シゲSP」はスライドが割れちゃったりしているので、耐久性については著しく落ちることも報告しておきます。
 

 取り敢えず今回報告できるのはここまでです。この冬はガバの本当のパーフェクト化を目指して頑張ることに致しましょう。期待しててね。


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